SC材(機械構造用炭素鋼)の市中の荷動きは振るわず、通常レベルに比べて大幅に落ち込んでいる。 需要全般が昨年後半から米中貿易摩擦などで低下していたところに、新型コロナ感染拡大の影響が重なり、先々の回復のめどが立っていない。年内は厳しい状況が続くのではないか。 出荷減で市中の在庫率は高くなっており、しばらくは調整が必要だろう。 市況は弱含み横...