新型コロナによる鋼材需要下振れ影響は薄板や特殊鋼、エネルギー分野向け鋼管などで顕著となっているが、厚板でも需要の下振れが避けらない見通しになっている。主力の造船向け需要は新規造船の商談に進展が見られず、造船メーカーの受注残は一段と減少する見通し。造船メーカー各社の受注残は平均1年半程度であり、「2年を切ると造船不況になる」と言われる中で、建造...