全国ステンレス厚板シヤリング工業会(ANS会)統計によると、3月のステンレス厚中板(熱延品)販売は前年同月比4・3%減の8216トンで、切板実需の低下を反映した。前年同月割れは16カ月連続。例外的な月を除き2年以上にわたりマイナス基調が続き、19年末から一段と落ち込んでいる。 新型コロナ禍の影響は4月販売でも顕著に現れなかった。「出荷ベース...