経済産業省は9日、4~6月期の鋼材需要見通しを発表した。需要量相当の粗鋼生産量は1936万トンで、四半期としては2009年4~6月以来、11年ぶりに2千万トンを下回る。昨年秋以降の需要減退に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済減速の影響を受ける形だ。ただ見通しは3月上旬時点の動向を基にしており、その後の感染拡大を織り込んでいない。...