群馬県から栃木県にまたがる両毛地区の条鋼建材市況は、弱含みの展開となっている。鉄骨ファブの稼働率が7~8割と繁忙感を欠く中で、定尺品などまとまった量での取引は限られている。 国交省の建築着工統計から試算した両県の2019年鉄骨需要量は、前年比10・3%減の18万4400トンと1割低下した。RC造も3割近く下がっており、地場でも建材需要の復調...