財務省が30日発表した貿易統計によると、2019暦年のステンレス鋼材(鋼板類、条鋼類、鋼管類、線材・鋼線)の輸入量は前年比9・7%減の26万トンだった。過去最高だった前年こそ下回ったが、過去の実績に比べて極めて高い水準であり、ニッケル系冷延薄板などで需給調整局面が続き、国内メーカーが減産対応を取った時期もあったことを考慮すれば、需要堅調だった...