日本国内の鋼材内需動向は、2020年度の上期が底となり、下期以降は緩やかに回復する公算が大きい。需要分野別に見ると、堅調と言えるのは土木向けに限られ、製造業・建築分野ともに弱基調が続いて低位の活動水準となっている。足元の19年度は国内鋼材消費が6千万トン程度と見込まれるが、20年度も6千万トン台を維持できるかが焦点となる。「内需6千万トン割...