2020年の建築用鋼材需要は前年に引き続き端境期となる見通しが強そうだ。東京オリンピック・パラリンピック開催の影響で上期は首都圏の工事や物流が滞り、荷動きが停滞するとの見方が強い。 米中貿易摩擦に端を発する製造業を中心とした投資意欲の抑制も継続するものとみられ、工場建設向け需要なども伸びが期待しにくい。ただ物流施設の需要は依然堅調なほか、下...