「四国の2020年鉄鋼需要は公共土木がけん引する。造船はピッチダウンが続く」―。四国の鉄鋼関係者のほぼ一致した見方だ。公共土木は南海トラフ地震対策工事が高知や徳島で拡大。国土強靭化や防災・減災工事への期待も高まっている。建築では大型案件は一巡だが、工場・倉庫や病院・庁舎などの中小案件は継続しそうだ。一方、鋼材需要の60%を占める造船は手持ち工...