鉄鋼原料の国際価格が昨年秋以降、軟調な動きを続けている。米中貿易摩擦が長期化する中、世界経済の先行きに不透明感が強まっているほか、鋼材マーケットが伸び悩んでいることも下押し材料だ。軟調局面はいつまで続くのか。鉄鉱石と原料炭の2020年の展開を占う上で、カギとなる材料を検証してみた。(高田 潤)