2020年鉄鋼業界の展望(上)/国内高炉3社体制に/〝鉄鋼新時代〟が到来/設備構造の「選択と集中」が加速
2019年は新たな中国リスクが顕在化し、鉄鉱石価格が高水準で推移した。一方で鉄鋼需要は国内外で急速に減速感を強めた。「原料高製品安」の構造が鮮明となり、製品価格と原料価格の差であるスプレッド(マージン)が縮小し、高炉メーカーの収益は大きく下振れている。 その下振れ幅は想定を上回る規模に。日本製鉄は単独経常利益が700億円を超える赤字見通し(...
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