熱延コイルのアジア市況で停滞感が強まっている。3月にトン当たり560ドル前後を付けて以降は頭打ちが続いており、直近では一部で調整の動きが広がり底値が530ドル程度へと切り下がった。ただ鉄鉱石価格の高止まりで底値は固く、いまだ微妙な均衡を保っている状態だ。 足元では雨季の到来やイスラム圏のラマダン入りで、季節的に需要もさえない時期を迎えている...