――まずは2020年の総括から。 「19年度の下期から、米中貿易摩擦の影響などで鉄鋼業は厳しい状況となっていた。中国が高生産を続けて原料価格が高止まりし、原料高製品安となって収益が圧迫された。競争激化の中で、JFEは日本から輸出している汎用品について将来的に輸出を続けるのは難しいと判断し、コロナ禍が広がる直前に東日本製鉄所京浜地区の上工程を休...