「今こそ過当競争から脱却できるチャンスではないのか」と語るのは中部地区有力線材加工メーカーの林宏守中日鋼線社長。 電炉メーカーは原材料価格の高騰などを背景に昨年12月契約分より、線材価格をトン1万円引き上げた。同社も追随して、1月帳破明け出荷分より、母材価格の上昇にスライドして製品値上げを実施。「足元の建設需要は全体的に盛り上がっていないも...