平成に移る1980年代後半は、世界的に資源開発ブームが起きていた時代だった。国内鉱山の減少で海外鉱石への依存度が高まった国内銅製錬企業も原料の安定調達を図るため、海外鉱山開発案件に積極的に参画。この動きは後に、高度経済成長期の「第1次資源開発ブーム」に続く「第2次資源開発ブーム」と言われるほど活発なものだった。 それは日本の鉱石輸入量に占め...