自動車向け鋼材価格が足元、騒がしい。「自動車産業適正取引ガイドラインに抵触する」との指摘も出る。 鉄鋼原料価格の推移に対し、それに連動するはずの集購価格(支給材価格)が「常識を超えて抑え込まれている」との認識が市場に強く出てきたのだ。その差は「トン当たり約1万円」(普通鋼鋼材を基準)。 自動車産業は、文字通り東海地区経済の屋台骨を支えている...