首都圏の鋼板類市況がこう着状態にある。とりわけ薄板3品については、市中末端における年明けからの販売不振が在庫調整遅れに影響し、昨秋のアジア相場の修正安場面以降、先々の市況動向への警戒感が広まり、買い手は様子を見ながら当用買いに徹している。ただ、流通販売店では仕入れ値上昇分の価格転嫁を完遂しておらず、今は「下げられない」状況。幸いアジア相場が...