入社後、研究開発で20年近く。30歳代で半溶融加工の官民共同研究組織に出向し、責任者を務めていた江見俊彦氏(当時川崎製鉄、のち東北大教授)から「研究には周囲の人の協力が必要」と説かれ、感銘を受けるとともに常に肝に銘じてきた。 「ニッケル鉱石からステンレス生産まで、好きな分野に関わる仕事ばかりで幸せ」。研究畑から転じた大江山製造所でも「安全・...