A 今年は特殊鋼・ステンレスの話題に事欠かない。まず自動車大手の18年度下期における特殊鋼棒線支給価格(部品査定価格)が市場実勢価格と乖離したために、大きな波紋を投げ掛けた。B 自動車向け特殊鋼棒線では支給材と自給材の比率はほぼ半々で、自動車鋼板に比べて自給材の比率が高い。支給価格と市場実勢価格との乖離が1万円以上に及ぶことが問題の根源だが、...