伊藤忠丸紅住商テクノスチールの10周年、誠におめでとうございます。2016年の設立以来、常に挑戦を続け、確固たる事業基盤を築かれました。資材価格の上昇や人手不足など建設業界を取り巻く環境が大きく変化する中、省力化・省人化に資する製品や工法を積極的に提案し、お客さまのニーズに応えてこられたことは、まさに柔軟性と先見性の証と言えます。社員の皆さまのご尽力に心より敬意を表するとともに、支えてこられたご家族やお取引先、関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。
設立前に本事業を担当する部長として、関係者と再編・統合の協議を進めた日々を今も鮮明に覚えております。住友商事と伊藤忠丸紅鉄鋼の両グループそれぞれの強みと異なる企業文化を融合し、強固な事業基盤を築くため関係者が一丸となって議論を重ねたことは、当社にとっても大きな挑戦であり、貴重な経験でした。新会社の使命は鉄鋼建材業界に革新をもたらし、顧客により高い価値を提供すること。その想いを胸に、事業モデルやサプライチェーン(供給網)の改善に奮闘した日々が、今日の成長につながっていることをうれしく思います。
この10年、伊藤忠丸紅住商テクノスチールは総合商社の幅広いネットワーク、広範な製品供給力と技術提案力を生かし、事業規模拡大、ゼネコンや電炉メーカーとの取引強化、東北復興への貢献など、業界の持続的発展に大きく寄与してきました。住友商事グループとしても、北海道・東北・九州の国内拠点を含むネットワークを活かし、連携を深めることで成長をサポートさせていただきました。地場企業との信頼関係を基盤に、土木建材や棒鋼分野で補完関係を築き、鉄鋼建材流通をリードする存在となりました。
今後も日本の建設業界が抱える課題解決に向け、共に取り組んでいくことを期待しております。さらに将来の脱炭素社会の実現に向けた取り組みやサプライチェーンの最適化に向け、協業を一層深め、業界の持続的成長と競争力向上に貢献できることを願っております。



