鉄鋼スラグの再資源化に向けた取り組みが国内で始まったのは今から100年以上前。業界団体の資料によると、1901年(明34)に銑鋼一貫の鉄鋼生産を開始した官営八幡製鉄所が、その12年後の13年(大2)に高炉スラグを配合して造る「高炉セメント」生産を本格的に開始したのが最初だ▼この高炉スラグが近年、環境負荷の低いセメント原料として広く認知される...