中部地区の特殊鋼棒線二次加工メーカーとユーザー間における、労務費上昇相当分の価格転嫁交渉が難航している。各社が自社の昇給・ベースアップだけでなく関連するサプライチェーン各層の人件費などを対象に要請を行ったが、向け先によって差が見られながらこれまでのところごく限定的な範囲を容認するケースが多いもようだ。新単価の適用開始時期にもばらつきが見られる...