関西の形鋼市場は、東京製鉄を除いたメーカーの値上げにより底値感が醸成されている。東鉄の値下げ意図は「出直し価格」での市況の底入れであり、扱い筋は他メーカーの値上げと連動して、市況底上げを目指す。流通はようやく横ばいになった市況を、メーカー唱え上げと連動して価格転嫁へ動いていく。 ここ1カ月ほどのメーカー動向を見ると、東鉄は10月契約でH形鋼...