8月の海外鉄鋼月間市況は、減産機運の後退で中国では軟化に転じる一方、欧州では来年1月から輸入品に炭素価格を課す炭素国境調整メカニズム(CBAM)の本格導入で輸入鋼材の新規契約が減速し域内市況は上昇した。 中国鋼鉄工業協会(CISA)によると8月末時点の中国の熱延コイル市況はトン当たり3500元程度(増値税込み、約490ドル)となり前月から約...