この人にこのテーマ／安治川鉄工９５周年／再生から成長へ、新たな挑戦／畝川寛・野田正信両副社長に聞く／鉄塔製造と粉体塗装でインフラ長寿命化／溶融亜鉛めっきとエポキシ粉体塗装の高耐食技術で差別化／エポキシ樹脂鉄筋「ＡＧ－エポキシバー」／関西電力、北海道新幹線、高速道路で採用拡大／「技術力の継承」最優先課題に

安治川鉄工（本社・大阪市西淀川区、社長・吉田秀喜氏）は１９３０年の設立から今年７月で９５周年を迎えた。鉄塔・鋼構造物などの建材製造、溶融亜鉛めっき加工、エポキシ樹脂やプラスチックコーティングなどの表面処理といった社会インフラ関連事業を展開し、２００３年の民事再生手続きから約２０年を経て事業を再生・拡大してきた。鉄塔や道路建材業界が公共投資やイ...