関東地区の異形棒鋼は弱含みで推移する。主要向け先となるマンションの着工戸数は首都圏が3カ月連続で前年割れとなり、2桁のマイナスが続く。建設技能労働者の不足や残業制限、資材費上昇がRC造の建設費を押し上げ、土地の高騰が建築需要の減退に追い打ちを掛ける。厳しい商状の中で、一部の電炉共販会社がコスト増を見越して9月から実行販価を5千円引き上げると...