「一般的に企業が現状を打破して生き残り、成長を実現するには高付加価値化、生産性向上を図ることが重要と言われる。では当業界はどうか」と問い掛けるのは大手磨棒鋼・CH鋼線メーカー、宮崎精鋼の宮崎薫会長。 磨棒鋼の年間生産量はピークだった73年(昭48)、90年(平2)の120万トン超と比較して、現在では半分ほどまでに減少している。今後さらに総需...