鉄鋼大手・中堅と事業領域が接しながらも高品質・小ロット・短納期などで一線を画し、ニッチ領域を生業とする中小メーカー群がいる。多くは大手・中堅の製品を母材に使用し、加工度を高めて自社製品化する業態だが、必ずしも明確な線引きがあるわけではない。名が通る会社でも年産規模は数千トン、多くて数万トン。きめ細かい受注を積み重ねて、ようやくその規模に達し...