アルセロール・ミッタル(AM)が本拠とする欧州事業で苦境を深めている。ドイツでは直接還元鉄(DRI)プラントと電炉の新設投資を凍結し、ベルギーではCCU(二酸化炭素の回収・利用)事業の売却を検討。ボスニア・ヘルツェゴヴィナでは保有する鉱山と製鉄事業の売却を決めた。足元の業績が厳しさを増し、脱炭素政策や輸入鋼材対策でEU当局への不満がにじむ内...