長引く建築需要減を背景に、中部地区のカラー鋼板市場で一部品種の安値玉が散見されるようになった。実需減で焦燥感を募らせた扱い筋が、ここにきて量の確保を優先する販売攻勢を仕掛けているもよう。現時点で足元のカラー鋼板市況を大きく安値に引っ張るほどではないが、先行きが懸念される。 愛知県が発表する建築住宅着工統計によると、2024年度は25年2月ま...