関東地区の建材市場は、需要の停滞期が続く。かつて1~3月には公共・民間を問わず各種工事が急ピッチで進み、建材需要も呼応して大きく膨らんだ。売り上げ確保を狙い、安値対応に踏み切る流通業者も多かった。だが人手不足や残業規制の強化により状況は一変。工期延長が日常化し、年度末の駆け込み需要も起きなくなった。ある特約店幹部は「逆に言えば4~6月の反動...