首都圏を主な市場とする東京地区の条鋼建材製品は、弱基調のまま年度末の商いを終えそうだ。建築需要は規模の大小を問わず精彩を欠いており、明確な相場の強材料も見当たらない。 異形棒鋼は下値寄りの展開。需要指標となるRC造の全国着工床面積を見ると、2024年のうち前年実績を上回ったのは4月のみ。25年1月も10%減の143万2千平方メートルと低水準...