気候は徐々に暖かくなってきたが、鋼材市況は低調で冷え冷えとした状況が続いている。需要が上向かない国内の要因としては人手不足とコスト高が考えられる。今年も大手企業の賃上げは、高水準で妥結したように少子高齢化の日本では、人手不足と人件費の高騰は構造的な問題で解消しそうにない。そのためコスト高を転嫁すべくメーカーは値上げに動きだしている。一方で需...