――まずは西日本の鉄鋼事業を取り巻く環境認識から。 「鉄鋼需要で大きな割合を占める建設関連需要を見ると、資材高騰に加えて、担い手不足による工期の長期化でコストが上昇している。さらに時間外労働の上限規制が昨年4月から適用されたことが拍車をかけている。製造業においても既に数年前に適用され、従来の7~8割程度の生産量に落ち込んでいる。従って、供給面...