――昨年から新年にかけての鋼材需要について。 「昨年は非常に厳しい事業環境だった。鋼材の需要環境は、建設・製造業ともに主要分野は前年を下回る水準で推移しており、先行きも総じてプラスに転じる変化点を見いだせない状況にある。建設分野では、人手不足の影響に加えて労働時間管理の適正化や諸コストの上昇により、工期の長期化やプロジェクト自体が先送りされる...