――昨年(2024年)は鉄鋼業界にとって、厳しい1年となりました。 「全体感として『停滞』と表現してよいと思います。世界の鋼材見掛け消費量は21年に18億トンを超えましたが、22年以降は17億トン台にとどまっています。インドのように内需が堅調に伸びている国がある一方、中国をはじめとする主要国は内需減に見舞われているのが現状です。つまり鋼材需要...