2024年度下期の特殊鋼、ステンレス鋼の需要回復は限定的にとどまりそうだ。自動車関連は緩やかながら回復基調が見込まれるものの中国のEV化影響が大きく、車メーカーによって回復度合いにばらつきが見られる。下期の鋼材売上数量で上期比1割近い増加を見込む大手メーカーもあるが、業界全体としては数%増にとどまるもよう。国内熱間圧延鋼材生産は23年度(15...