気付けば今年もあと一カ月余り。仕入れ値高転嫁、流通口銭の改定が進み一定の収益改善が進んだ一方、特殊鋼の需要はどの時期も低迷が続いた。 足元では正常化しつつあるものの、自動車向けが認証不正などによる生産調整が頻発。他のヒモ付きユーザー向けも本格的に復調することなく越年しそう。店売りに至ってはまさに閑古鳥が鳴き続けた一年だった。依然として先行き...