日鉄鋼板の飯島敦社長は、確実に高まる競争力のベースの一つに「生産ロットの集約の成果」を挙げる。 住宅、非住宅とも、主力の建材薄板市場で厳しい環境を余儀なくされる中、2024年度の上期は「安定操業を中心に、コストが上がる要素をどれだけ製造コストで吸収できるか」を念頭に、緊張感を持って臨んできた。今後もこうした姿勢で対応策を考えるとともに、足元...