イタリアの製鉄プラント世界大手ダニエリが、自動車用鋼板の量産に適した最新型電気炉の受注を伸ばしている。車用鋼板の中でも特に難易度が高いドアなど外板に向く利点が注目され、引き合いが強まっている。欧州に続き、アジアでも中国の高炉大手から初の受注を果たした。脱炭素化で電炉導入を検討している日本の高炉メーカーからも関心を集めそうだ。