米国のトランプ次期大統領が掲げる全ての輸入品に一律10~20%の関税を課す政策は、米鉄鋼業にも構造変化をもたらしそうだ。輸入鋼材が流入しづらくなり一貫製鉄メーカーには恩恵がありそうな半面、半製品・スラブや熱延コイルといった母材を輸入する単圧メーカーには大きな逆風となる。国産材への調達切り替えや生産体制の整備を迫られる可能性が出てきた。 トラ...