鋼材費だけでなく、運賃や労務費、エネルギーコスト高により各品種で価格転嫁が進んでいる。線材製品類は各分野芳しくなく、低需要の中での厳しい値上げが続いている。需要量は、本来であれば10・11月が1年のピークとなる。しかし、当月を迎えても需要の回復を実感する扱い筋は少ない。「いつもが富士山くらいだとすると今は浅間山くらいのなだらかな山だ」と比喩...