薄板の引き合いは緩やかに増えつつあるものの、主力の自動車、建築関連ともに前年よりも需要の活動水準が低く、荷動きは盛り上がりを欠く展開が続く。市中在庫も歯抜け品種は見当たらず、需給はタイト感に乏しい。 中板と酸洗は9月下旬からジリ安基調で推移しているが、輸入材と鉄スクラップに反発材料も出てきており、底値を探るムードが広がりそうだ。 冷延、電気...