新幹線のグリーン車は料金が割高だが、ユーザーはその価値を認めたうえで対価を支払う。二酸化炭素の排出量を抑えて製造した鋼材、いわゆるグリーンスチールはそう簡単ではない。現時点では、排出削減という価値が見えにくいからだ。先週開催された経済産業省の研究会で委員から、そんな指摘があった▼グリーンとは言っても通常の鋼材と比べ見た目は同じ。機能も変わら...