大和工業は1944年11月、創業者の井上浅次氏が36歳で川西航空機の姫路地区協力工場として設立したのが始まりとなる。戦後は国鉄および私鉄向け軌道用品の制作・修理事業(現大和軌道製造)を始め、鋳鋼品の製造も手掛けた。事業拡大に向け、1959年には電炉操業(現ヤマトスチール)を開始。ただ、昭和40年の大不況では姫路の鉄鋼企業も苦境に立たされ、「...