電気炉の頂上部から、還元鉄(DRI)が連続的に投入されていく。鉄スクラップを主原料とする通常の電気炉ではおなじみの「バリバリ」といったカミナリ音は聞こえない。DRIの粒径は10ミリほど。遠目では細かい雨が降り注いでいる感じだ。 バーレーンの形鋼メーカーで、大和工業が49%出資するスルブ社。製鋼工程の中核設備である電気炉は、日本にはないDRI...