近年、線状降水帯や大型台風が原因で土砂災害発生件数が増加している。国の検討委員会では、豪雨災害で人的被害のあった渓流の約7割が流域面積の小さい渓流との報告があり、普段水が流れていない小渓流(無流水渓流)においても土砂災害発生リスクが高まっている。無流水渓流では谷出口まで宅地が進んでいる場合も多く、土石流発生による人的被害の可能性も高まること...