高炉大手3社による研究開発投資が拡大している。2023年度は3社そろって研究開発費(連結ベース)を積み増し、合計額は1569億円(前年度比4・5%増)とこの10年で最高を記録。各社とも製鉄工程の脱炭素化が急務となっており、経営資源を重点投入している。次世代自動車向けの材料開発やデジタル技術の活用に関する研究開発も積極的に進めており、24年度も...