鉄鋼製品などを対象とする欧州連合(EU)の炭素国境調整措置(CBAM)で、昨年10月から導入した報告制度が7月通関分から厳格化される。製品の二酸化炭素(CO2)排出量の報告ではこれまで、製品ごとに欧州委員会が定めた「見なし数値」が認められていたが、今後は実測値の報告が必要となる。欧州委は製造拠点や製造工程ごとに算出したデータの報告を求めており...