特殊鋼はメーカー値上げを受けた扱い筋の高唱えが浸透し、機械構造用炭素鋼、磨棒鋼などの丸棒製品市況が先月末までに上伸した。流通口銭の改定も進んでいるが、諸経費が高止まりする中で価格優先の商いに注力する向きが大勢。荷動きは低位横ばいから脱せず、目先の需要回復要因も見当たらない。模様眺めの展開が続きそう。 ステンレス鋼板も6月、中心値が切り上がっ...